今津 翠

1983年、東京都生まれ。2009年北海道大学農学部農学院を卒業後、横浜市役所での勤務を経て北海道に移住。農業を学ぶ傍ら、草木による染色を始める。

農業者として日々畑で野菜や草花、虫や鳥と向き合う中で野生の美しさ、力強さ、残酷さを作品として表現したいと考え、農閑期に草木染めによる作品を制作している。

作品解説、コンセプト

日本の季節は大きく四季に分けられ、その中に二十四節気、さらには七十二候という小さな季節があります。これは日本古来より伝わる考え方で、日本人がいかに季節の変化に喜びを感じていたかが分かります。その季節の変化の大きな指標となっていたのが植物です。春には桜の淡い桃色。新緑の萌葱色。真夏の藍が染める藍色。実りの秋の橙色というように、日本の伝統色には植物の名前が多く使われています。今回の作品のテーマは「SEASONS」すなわち「季節」であり、それぞれの季節での景色をモチーフにしました。日本古来より使われている草木由来の染料を使い、植物が持つ奥深く変化に富んだ色で、日本の美しい季節の変化を表現しました。